レシタションのはじまり池澤夏樹

レシタションのはじまり
108円(税込)
  • カテゴリ:文芸
  • 発売日:2015/08/21
  • 出版社:ボイジャー

作品紹介

欲望は苦しみの元だし、ンクンレはそれからの解放であった。

アマゾナスの山奥に暮らす先住民に密かに伝えられていたンクンレ。その不思議な言葉を唱えると、荒ぶる人の心が鎮まり、怒りや不安が消える。ある若い男が激情に駆られて妻を殺してしまうという事件をきっかけに、ンクンレは世界に広まることとなり、レシタションと呼ばれるようになった。
争いのない世界への願いが込められた、奇跡の寓話。

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著者について

池澤夏樹

ikezawa_binb.jpg 1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。http://www.impala.jp

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