煙が目にしみる片岡義男(著)

煙が目にしみる
270円(税込)
  • カテゴリ:文学
  • 発売日:2015/11/24
  • 出版社:ボイジャー

作品紹介

涙より煙がいい

ひどい男、と言ってさしつかえないだろう。
仕事が忙しいことを理由に、約束を反故にし続ける男である。
しかし女に対する同情も微妙だ。
待つ女になりすぎている。惚れた弱み?
それでも、女と男は一晩だけ、会うことができた。
倉敷から金沢、金沢から新潟。なんとムダに(?)西から東へ。
大人だから、酒も飲めば煙草もある。
煙草の煙が、目に入る。
もし涙が出たとしても、それは純粋に煙のせいなのだ。

著者について

片岡義男

ikezawa_binb.jpg1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

レビュー