小説・非正規 外されたはしご北沢栄

小説・非正規 外されたはしご
648円(税込)
  • カテゴリ:経済・金融
  • 発売日:2016/09/12
  • 出版社:ボイジャー

作品紹介

非正規問題の多面多様な実相を浮きぼりに

東大卒の非正規労働者、弓田誠は在学時の就活期に事情があって就職を逃し、職を点々として低賃金・使い捨ての実態を知る。弓田はしかし、12年に及ぶ過酷な経験を自分にしかない「体験資産」と考え、格差社会に対応する原動力とする。
勤め先の外食チェーン、自動車工場、特殊法人、メガバンクなど、いずれも得難い体験資産となった。30代も半ばとなり、機は熟した。弓田は意を決し、計略を巡らして資金調達にメドをつけ、友人らと新たな事業プロジェクトを立ち上げる。
彼らは格差社会のあり地獄から、はたして這い上がれるのか?

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電子本発売に際し、著者を緊急インタビュー。作品に託した熱い想いを、ビデオメッセージで!

<Part 1>浸透する非正規雇用の実態


<Part 2>年金と社会保障で救われる?


<Part 3>次なるテーマ、地球温暖化



【目次】
プロローグ

I 外食チェーン
 1. 感想レポート
 2. 虚偽情報 
 3. ヘイトスピーチ

II 自動車工場
 1. 商品蒸発
 2. 末梢神経

III 年金機構
 1. しがらみの園
 2. 旧サクセス・ストーリー

IV 学校
 1. 知的伝道者
 2. ブラック自治体

V メガバンク
 1. 本郷の紳士
 2. 告白
 3. 企業経済学 vs. 労働経済学
 4. 勝ち組 vs. 負け組

VI 独立
 1. 運命
 2. 希望
 3. 新生活へのシナリオ
 4. 法律の落とし穴
 5. 創造的立ち上げ
 6. 離陸


著者について

著者近影 北沢栄(キタザワ サカエ)
1942年12月東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。共同通信経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、フリーのジャーナリスト。05年から08年まで東北公益大学大学院特任教授(公益学)。主な著書に『公益法人 隠された官の聖域』(岩波新書)、『官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム』(朝日選書)、『静かな暴走 独立行政法人』(日本評論社)、近著に『小説・特定秘密保護法 追われる男』(産学社)。訳書に『リンカーンの三分間――ゲティスバーグ演説の謎』(ゲリー・ウィルズ著、共同通信社)。

レビュー