正直で可憐な妻片岡義男(著)

正直で可憐な妻
270円(税込)
  • カテゴリ:文学
  • 発売日:2016/09/15
  • 出版社:ボイジャー

作品紹介

さまざまな別れのあとには、さまざまな再会があればいい

この短編の、再会のシーンのあざやかさはどうだろう。
もしも映画なら、男性視点、女性視点、ロングショット、寄りのショット、
そしてすれ違う瞬間のことや交わす目線、かける言葉のタイミングなど
制作者には相当な力量が問われるだろう。
人は大人になり、結婚をし、時間が経過すれば離婚、というようなこともあり
そしてまた・・・ どこかで生きている限り、さまざまな可能性がある。
再会とは、失われたものを取り戻すことではない、と誰もが知っている。
それはまた新しい生を生きるために必要なアクションなのだ。

著者について

片岡義男

著者近影1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

レビュー