東京青年片岡義男(著)

東京青年
270円(税込)
  • カテゴリ:文学
  • 発売日:2017/08/25
  • 出版社:ボイジャー

作品紹介

「東京は激変するよ。だから東京を撮っておくといい」

1950年代から60年くらいの東京を舞台にした長篇小説。作家と同じヨシオ、という名前を持つ若者が登場する。彼が高校生から大学生にかけて接触する女性たちは、すべて年上だ。変わってゆこうとしている東京の街で、ヨシオは女性たちに学び、まだ何者でもない自分の中に核のようなものを作ろうとしている。そしてこの小説は高度成長期の、前を向いたエネルギーばかりでなく過去を確かめ、過去の連続の中に現在があることも大切にしている。そのことを端的に現すのが、この小説における写真の役割であろう。

【目次】
名前は仮にスーザン
肩はいかにセクシーか
美しき太腿のほとり
謎を記録する、謎を記憶する
可能性という謎
電話を受けているうしろ姿
あとがき

著者について

片岡義男

著者近影1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

レビュー