都之隠史作品集2 夕映えのアスカ都之隠史(著)

都之隠史作品集2 夕映えのアスカ
540円(税込)
  • カテゴリ: 歴史・地理
  • 発売日:2017/10/06
  • 出版社:ボイジャー・プレス

作品紹介

前作「鏡の中のダル」の続編。ペクチェの海岸に漂着したダルの5世の孫アキツはついに祖国行きの船に乗る。

ペクチェで無位無官の史書生であった27歳のアキツは渡航する船の中で一人の魁偉な僧形の青年と知己になる。青年は「なんぞ黙して身を亡ぼさむや」を信条とし、難波津の港で「倭国はこちらに遷都したばかりだがわたしはあの山の向こうに興味がある」と話して金の錫杖を振る手の甲には黒い星形の痣があった。アキツは苦労して和名史少足と名乗るようになり、倭国に行って見たいと思うようになった契機のひとつでもある《日出処天子致書日没処天子無恙》の祖国の今を見届けるかのように、木簡に自分の眼で見た私史を記して行く。

著者について

都之隠史

1945年、岡山県吉備郡真備町に生まれる。町名の由来でもある遣唐使吉備真備によって歴史物に触発された覚えがある。また金田一耕助シリーズの横溝正使の疎開先から数町のところに生家があった。少年時の環境がその後の方向性に影響を与えるものならば、二人に多少の縁はあると云える。現在ネット世界で精力的に執筆活動をしています。
ペンネームの由来は、嫁に行く娘の角隠し(ツノカクシ)、あるいは都の隠れた史(ミヤコノインシ)を描いてゆく、その意味を込めています。

レビュー